超ローコスト住宅の住み心地 〜komaの場合〜

35坪1,500万円で家を建てた体験談を、少しずつ綴っていきます。

【ローコスト住宅】実際にかかった費用の全貌を公開!

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こんにちは。komaです。

2人の子供を育てるワーキングマザーで、

2020年7月に家を建てました。

家づくりについて調べていると、

必ず目にする『ローコスト住宅』

安く家が建てられるなんて、一見すごく魅力的ですよね。でも…

・なんでそんなに安いの?

・すごく性能が低いんじゃない?

など、なんだか不安になりますよね。

そもそも、

・ほんとにローコストで建てれるの?

・追加費用で結局高くなるんじゃない?

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ここのところが怪しいですよね。

私は地元の小さなローコスト住宅専門店で家を建てましたが、正直、実際に建つまで不安な部分もありました。

『他にローコストで家を建てた人の意見が知りたい!』

と思って色んな方のブログを読みました。

もちろん、ローコスト住宅会社といっても多数ありますから、一様ではありません。

それはわかっていても、できるだけ多くの具体的な事例を知りたかったので、大変参考になりました。

そこで今回は、実際私が【超ローコスト住宅を建てて実際にかかった費用】について、まとめたいと思います。

・ローコスト住宅が気になっている

・家づくりの具体的な費用を知りたい

そんな方はぜひ、一つの例として参考にしていただけたら嬉しいです!

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ローコスト住宅の定義

そもそも、ローコスト住宅とはいくらまでの住宅を言うのでしょうか。

調べてみると、坪単価40万円台まで、とか色々ありますが、坪単価ってメーカーによって、どこまで含むのかが全然違いますよね。

なのであまり参考になりません。

わかりやすく建物総額だと、1000万円台まで

つまり土地代抜きでの総額が2000万円未満で建てられれば、ローコスト住宅と言えそうです。

国土交通省が出している住宅市場動向調査によると、注文住宅の住宅建築資金(土地代抜き)は、全国平均で3,235万円だそうです。

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それを考えるとローコスト住宅は平均の半分くらいの価格で建てられるんですね!すごい。

ってか一般的な平均が高すぎると思うのは私だけでしょうか…(汗)

それでは、次からはそれを踏まえて私の実例を見てみましょう。

果たして本当にローコストで建てられたのでしょうか?

カタログスペック

まずは追加費用なしのカタログスペックからご紹介します。

[建物本体価格]

 35坪1,038万円(税別)

[間取り]

 4LDK+S

  • 1階:16畳LDK・和室6畳
  •  2階:6畳子供部屋×2・寝室8畳・書斎2畳・ベランダ3畳
  • 1・2階トイレ付き

35坪1,038万。ローコストの代表のような安さですね!!(笑)この価格の中には、次の標準仕様が含まれています。

標準仕様

  • 水回り(キッチン・トイレ・洗面台・バス)はすべてタカラスタンダード
  • サッシ:アルミ樹脂複合サッシ
  • 外壁:厚さ16ミリのサイディング
  • 屋根材:ガルバリウム鋼板

耐震設備は、『ボウシン』というもの、

断熱材は『ウレタン遮熱工法』というものがウリだったらしいですが、これはオプションでした。

ウリならコミコミの価格を掲載すれば良いのに…

次に、最初の見積もりで提示された金額をご説明します。

私たちは買いたい土地が決まっていたので、土地代や住宅ローンの手数料など、すべてコミコミの見積もりを貰うことができました。

見積書の内容

【建物関係】計¥15,367,935(税込)

  • 建物本体価格・・・・・¥10,480,000
  • 外構・・・・・・・・・¥850,000
  • 設計・確認申請費用・・¥300,000
  • 照明・カーテン等・・・¥576,750
  • 耐震設備(ボウシン)・・¥250,000
  • ウレタン遮熱施工・・・¥342,500
  • ガス工事・給湯器・・・¥320,000
  • エアコン5台・工事・・¥578,600
  • 床材ランクアップ・・・¥93,000
  • カップボード(食器棚)・・¥180,000

【土地関係】計¥9,100,000(税込)

  • 土地代・・・・・・・・¥8,000,000
  • 地盤改良費用・・・・・¥800,000
  • 残土処理・整地・・・・¥200,000

【銀行経費】計¥1,368,400(税込)

  • 保証料・・・・・・・・¥520,000
  • 火災保険・・・・・・・¥20,000
  • 登記費用・・・・・・・¥300,000
  • 抵当権設定費用・・・・¥75,000
  • つなぎ融資利息分・・・¥250,000
  • 住宅ローン手数料・・・¥74,000
  • 土地契約印紙代・・・・¥5,000

【諸経費】計¥237,490(税込)

  • 地質調査費用・・・・・¥33,000
  • 地盤保証料金・・・・・¥33,000
  • 瑕疵保証料・・・・・・¥67,400 
  • 各種申請費用・・・・・¥59,500
  • 地鎮祭上棟式予算・・¥23,000

 

【合計】¥26,073,825(税込)

これが、最初にもらった見積もりです。

住宅ローンにかかる諸費用や、カーテン費用、地鎮祭の予算など、かなり精密に予算立てしてくれていますね。

【住宅ローン借入額】約2,700万

ここからオプションを付けたり費用削減したりなんだかんだして、+60万。

さらに火災保険を10年にしたり、家具購入分までローンに入れたので、最終的に2700万の住宅ローンを借りました。(頭金なし)

 

【結果】500万増額したけどそれでもやっぱりローコストだった

結果、住宅建築にかかった費用は、

総額から土地代や銀行経費を引くと、

¥15,732,204(税別)となりました。

最初のパンフレットに書いてあった【建物本体価格】1,038万円に比べると、約500万もの追加料金がかかりましたね。

そう聞くと驚きの増額ですが、

冒頭で話したローコスト住宅の条件《2,000万円未満》は充分満たしているので、ローコストで家を建てられたと言えそうです。(ほっ)

 

まとめ

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いかがだったでしょうか?

今回は、私が実際にローコスト住宅を建ててかかった費用の全貌をお伝えしました。

パンフレットやチラシに載っている【建物本体価格】は、あくまで家本体のみの価格で、実際に家を建てるとなると、かなり追加費用がかかるってことです。

 

でも追加費用がかかるのは、ローコスト住宅に限ったことではありません

ローコストでないメーカーで建てても計画していくとどんどん増えていきます。

せっかく家を作るなら少しはこだわりたいですよね。

ローコスト住宅のいいところは、最初がほぼゼロの状態から、自分が本当に欲しいオプションだけをどんどんプラスしていけるところだと思います。それって単純にすごく楽しいです。

大手のメーカーだと最初から高いので、どこを削ろうか…どこのランクを下げようか…というマイナスの思考になるので、精神的にけっこうキツいですよね。

逆に、ローコストでもそうじゃなくても、

数百万増えることを見越して、自分の予算よりかなり低い建物本体価格の住宅を探せば、

家づくりがとっても楽しいものになると思います楽しんで作った家は、愛着も湧くし後悔も少ないはずです。

今回は以上となります。

この記事が、どなたかの家づくりの参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!