【間取り】中折れドア(折れ戸)ってなに?実際の使い心地
こんにちは。komaです。
みなさん、中折れドア(折れ戸)って知っていますか?
お風呂に良くある折戸じゃないですよ。
(私は最初聞いた時それを想像しました)
もっとスマートな見た目の、『機能ドア』という室内ドアのひとつです。
私は2020年7月にローコストハウスメーカーで家を建てました。
その我が家の1・2階のトイレに採用したのが、中折れドアです。
今回はその、あまり聞き慣れない『中折れドア』とはどんなドアなのか、実際の使い心地などについて、ご紹介していきます。
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1.一般的な『開戸』と『引き戸』の特徴
間取り決めの際に、考えなければいけない大切なことの一つに、『ドア』があります。
毎日の生活や家事などの動線を考えて、より使いやすいドアを選びたいですよね。
どこをどのドアにするか考えるときに、
- 開戸にするか
- 引き戸にするか
基本この2択で考えますよね。
まずは簡単に、この2種類の特徴を見ていきましょう。
開戸の特徴
開戸は気密性が引き戸より高いので、
音漏れが気になる場所や、
玄関の近くなどの寒さ対策をしたい場所に適しています。
しかし、ドアを開く時にスペースが必要となるため、頻繁に人が通る場所には不向きです。
引き戸の特徴
引き戸だと開けてもドアが通行の邪魔にならないので、スペースを有効活用することができます。
ただし、戸を引き込むレールの分、壁を使えないスペースができてしまうので、その面はスイッチやコンセントなどは付けれなくなります。
2.中折れドア(折れ戸)とは?
それでは、中折れドアとはどんなドアなのでしょうか。
開閉スペースが開戸の約3/1!
中折れドアの開閉スペースは、片開きドアの約1/3。ドアの入り口同士が近くにある場合や廊下の通行に扉がじゃまになる場合におすすめです。
ー産業アルミインテリア建材 リヴェルノ カタログ | カタログビューより引用
※画像はお借りしました。
中折れドアのメリットとデメリット
☆メリット
- 開閉スペースが少ないので、扉が通行の邪魔にならない
- 引き戸のような、レールの面積が要らない
☆デメリット
- 有効間口が狭くなる
- オプション料金が高い
メリットを見ると、開戸と引き戸のいいとこ取りのようなドアですね。
ただ、開いた時に折りたたまれたドアの厚さの分、間口(出入り口の幅)がせまくなるため、車椅子で入りたい場所などには不向きかもしれません。
※1畳の狭いトイレであれば、車椅子は中まで入らなくてもいいので、むしろ車椅子に座ったままでもドアを開閉しやすいという点がメリットになります。
そして、オプションになるので追加料金がかかってしまいます。
うちの場合はドア1つ変更につき+4万でした。
けっこう高いですが…安全と利便性には変えられないと思って変更しました。
実際に住んでみて、本当に変えておいて良かったなぁと思います!むしろ開戸だったらと考えると、不便すぎて泣けてきます。
中折れ戸は、引き戸にしたいけどできない部分にオススメ!
結論、中折れ戸は追加料金が高いのでできることなら使いたくないですよね(笑)
引き戸にできる場所なら、引き戸にしてしまえばいいだけの話です。
例えば、普段は開けっ放しにしておきたいサニタリールームや、トイレの前の廊下が狭い場合などは、引き戸にしたいと考えるでしょう。
でも間取りの都合上、どうしても引き戸にできない場合があります。
そんな時に、中折れ戸という選択肢が救世主になります!!
我が家のトイレのドアがまさにその状況で、
トイレがと洗面所のドア同士が近くにあり、
さらに階段がすぐそばにあったので、
ぜったい引き戸の方が便利なのに、どうしてもできなかったんです。
このままだとトイレを開けっ放しにすると洗面室が使えない…逆にすると階段が使えない…どうしよう(泣)
そんな時提案されたのが、中折れドアでした。
八方塞がりの状態から解決策ができたので、
とてもうれしかったです。
『引き戸にした方が絶対便利なのに、間取りの都合上できない…』
と落胆している方、あきらめないでください。中折れドアがありますよ!
ちなみにリフォームで開戸から中折れドアに変える方も多いそうです!
3.実際の使い心地(動画あり)
では、実際に使い心地はどうなのでしょうか。
- ドアが重たいんじゃないの?
- 折れる部分に指を挟む危険はないの?
- 実際どのくらいドアが飛び出るの?
いろいろ気になりますよね。
私が初めて開け閉めしてみた感想は
『ん?あ、おぉ…!意外にスムーズ。』
でした。
そんなんじゃよく分からんって人のために、実際に開け閉めしているところを動画でお見せします。
☆廊下側から
《中折れドア》実際に開け閉めしているところ
— koma@ワーママ週1だけどブログ始めました (@yurikoma6) 2021年3月17日
意外にスムーズです。 pic.twitter.com/5iEqtSXxiK
☆トイレの内側から
《中折れドア》内側から開け閉めするところ。指を挟まない設計 pic.twitter.com/ySopNMOHaZ
— koma@ワーママ週1だけどブログ始めました (@yurikoma6) 2021年3月17日
どうですか?『スーッ』と開くでしょ?
お風呂の折戸とかクローゼットの折戸みたいに、『ガーッ』みたいな抵抗感がありません。
ちょっと普通のドアと力を入れる方向が違うので最初は慣れないですが、慣れればとても少ない力で、楽に開閉できます。
しかも、指を挟まないように設計されているので子供も安心です!
娘は引き戸によく指を挟んで泣き喚いてましたが、この中折れドアで指をはさんだことは今のところないです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
間取りを考える上で意外と大切なドア。
- 普段は開けっ放しにしたい
- 廊下が狭い
- ドア同士が近くにある
- 引き戸にしたいけどできない
そんな場所をもし開戸にしてしまうと
- 毎回閉めるのが面倒
- ドア同士がぶつかってしまう
- 人とぶつかる危険がある
などなど、後悔の原因になりかねません。
引き戸にできる場所は引き戸。
できない!と困ったときは中折れドア。
その一工夫で、毎日の動作が楽になりましたよ!という、我が家の経験談からのご紹介でした。
この記事が、どなたかの家づくりの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!!